works
TRAP SENSING SYSTEM
category : MPC , R&D date : 2021
TRAP SENSING SYSTEMは電気のない森の中でも罠をセンシングすることができる新しいシステムです。センサーや通信の電力には罠の設置場所の土壌を利用したMPC CELLを使用します。MPC CELLは環境に優しく、天候や時間帯の影響を受けない新しい電力源です。中継機の電源にもMPC CELLを使用し、OFF-GRID地域でも通信が可能となります。
罠にセンサーを取り付けることで、捕獲情報をハンターに直接知らせる事ができるようになります。これまでハンターたちは山間部に設置された全ての罠を目視で確認してきましたが、多くの罠を確認する体力的な負担軽減のほか、罠周辺に潜む害獣と対峙する危険性の解消にも効果的と考えています。
また、くくり罠や箱罠は害獣となる野生動物の活動範囲内に数多く設置されます。全ての罠の動作状況を常にモニタリングすることで、害獣の活動傾向の他、設置場所の環境データも取得が可能となります。
- 森林環境情報の取得
- 害獣出没箇所のデータベース化
- ハンターの労働負荷の低減
- 害獣と遭遇する危険性の解消
- 動物の拘束時間の短期化
※ 茨城県常陸太田市でのプロトタイプ実験